子供のトラブルで親同士が微妙な関係に・・・。
子供が小学校へ行きだすと、思いもかけないトラブルが発生したりします。
順調に学校生活に慣れて行ってホッとしたのもつかの間、
今まで上手くいっていた友達関係に何やらおかし気な空気が・・・。
そんなお話しを若いお母さんから聞きました。
どんなことだったか、というと・・・。
ちょっとしたトラブルが親同士の関係までややこしくなる!
その子供さんはA子ちゃんですが、保育園時代の友達と小学校でも一緒に仲良くしていました。
A子ちゃんのママもA子ちゃんの友達のママ達と知り合いでママ友として仲良くしていたんですが・・・。
友達でB子ちゃんという子がいて、なかなか活発でしっかり者なんですが、
最近よく友達を叩いたり、結構友達が嫌がるようなことをするとか。
A子ちゃんは、そういうことをされるのは嫌なので、「そんなことをしないで!」と言ったそうです。
そんな嫌な事をするなら遊びたくないと!
これは正当な反論ですよね。
他の子どもたちも困っているんですから。
それに対してB子ちゃんは、A子ちゃんに仲間はずれにされたように感じたらしく
家に帰って何となくふさぎ込むようになってしまったようです。
B子ちゃんのママは、自分の子供がお友達にそういうことをしているとは、
全然しらず自分の子供が仲間はずれにされているんではと心配していました。
B子ちゃんのママにとっては、B子はおとなしくて優しいから
他の子にいじめられているようだと感じていたんですね~。
A子ちゃんは、叩いたりするのはいけないからそんなことしないでと言ったのに・・・。
反対にA子ちゃんに仲間外れにされているというように捉えてしまったんですね。
なんとなくママ同士の関係も微妙な空気になってしまい、
A子ちゃんのママはB子ちゃんのママにストレートに実際はこうだったんだよと言いにくくて、
先生に様子を見て欲しいと連絡しました。
先生に聞かれたA子ちゃんは、後で自分は悪くないのにと、大泣きしたそうです。
普段めったに泣かないA子ちゃんだったので、ママも本当に心配になったそうです。
その後、先生の対応にも問題があったのではと思ってしまったのですが・・・。
というのも、そっと様子を見て欲しくて先生に言ったのに、
他の子どもさんのママにも聞き取りの電話があったのがわかりました。
穏便に済ませたくて先生に話したらおかしなことになり、
自分の子供の方が悪者にされたようで、
B子ちゃんのママはB子は良い子だからと思い込んでいるし、
もうどうしたら良いかわからないと・・・。
子供のトラブルで親同士の関係もややこしくなるんです( ;∀;)
子供は、気持ちを上手く伝えられない!
まずは、トラブルの内容をきちんと把握して、子供の気持ちを認めることが大事ですね。
小学校の低学年の子供は、まだ自分の気持ちを上手く伝えられません。
何してきたの?
今日は何食べたの?
ということですらちゃんと答えられません。
うん、といいえくらいしか言えなかったりすることないですか?
ましてや、もうしないで!と言ったことを曲解されて仲間外れにしたの?と聞かれたら
もうしないでとは言った、叩くなら遊びたくないから
「うん」と答えるかもしれません。
叩いた方も、叩いたの?に対して自分は叩いたという認識がなくて、
やってないというかもしれません。
それに、自分のした行動が悪いことだと認識が出来ていないのかもしれません。
保育園時代の悪ふざけで、ちょっとちょっかいを出したくらいにしか思っていないのかもしれませんね。
そんなことしないで!という子供も、精一杯その言葉で伝えたはずなんだけど、
B子ちゃんには伝わらなかったんですね。
自分が疎外されたように感じたんですね~!
本当はその言葉で何を伝えたかったのか?
叩いたりすると嫌だから止めて欲しい、嫌なことをしないのなら仲良く遊びたい!
そんな気持ちだったのではないでしょうか?
それなのに、他の大人からB子ちゃんにA子ちゃんがもう遊ばないと言ってるの?
とか言われると自分の本当の思いが伝わってないことに、傷ついてしまいます。
しっかり子供の話を聞いてあげることが大切ですね。
そして、子供の真意を親は真剣に聞いてあげる事、そうなんだねと理解してあげること!
親は自分の子供に限ってと思い込んでいる!
どうしても自分の子は悪くなくて、こちらが被害者という考え方に陥りですが、
ほんの些細なことで、被害者側になったり、加害者側になったりします。
親の前では、良い子でいたいから、自分はそんなことしていない風に装うってこともたたあります。
自分の子供に限って悪いことはしていないから、悪いのは相手の方だと思いたいのはやまやまです。
あなたの子供がこうなんだよと言うことも、親の感情で言うと後々面倒なことになるかもしれません。
感情をぶつけることだけは、やめていただきたいのです。
そこで起きたことは、冷静に判断しないといけません。
起こった事実だけを見て、子供たちがどういう風にそれを受け止めて乗り越えていくか、見守りたいですね。
女の子の場合は、このような事例がよくありますが、
男の子の場合、もっとやんちゃで、怪我をさせたりさせられたりということも起こってきます。
やられた方は「どんな理由があったにせよ、そこまでやったのは許せない」と思い、
やる側になると「そこまでやったのには理由があるはず、一概にウチの子が悪いとは言えない」と思ってしまう。
そんなとき親の対応も難しいですよね。
小学校低学年くらいでは善悪の判断が難しいのですが、普段から親も一緒に考え、
ある程度のトラブルは、子ども自身が自分で考えて解決する力を育んでいてほしいですね。
そのために親は子どもの話を聞いて一緒に考えたり、安心できる場所を作ったり、
いつもあなたのことを思っているよという態度で心の支援をしていってもらいたいです。
まとめ
子どもの成長と共に、様々なトラブルは起こってくるものです。
もっと大変なトラブルに巻き込まれるかどうかは、もしかしたら、
それ以前の小さなトラブルの時に「親がどう対応したか」が大きな影響を持つのかもしれません。
真剣に自分の話を聞いて必死の思いで伝える姿勢
常に自分のことを考えてくれているという安心感
もし万が一何か起こしてしまったときにも本気で対応している親の姿
それを子供は全部見ています。
どうしようもなく苦しい時には、やはり誰かに話すことで、心が軽くなることもあります。
そんなもし、こんなときどうするの?
なんて質問があったら教えてください。
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