一緒にいたくない、熟年の離婚、熟年再婚、結婚の形について
最近、知り合いで、熟年再婚をされたカップルが数組います。
他の人から聞いて、え～そうだったの？ビックリ！！！
ということが多いのですが、そんなに驚くことでもない世の中になったようですね。
コロナ下でみんなの意識が以前とは違ってきたからか、風の時代に入ったからか、
ずいぶん結婚に対する価値観が変わってきたようです。
熟年離婚の場合
よく５０代、６０代になって、熟年離婚をしたとか、したいというご相談が多いです。
長い間、我慢して結婚生活をしてきたけれど、子供たちもそろそろ手が離れるころだし、
もう一緒にいたくない、これからは、自分の人生を生きたいという思い、
私も同じ年代なのでよくわかります。
若いうちに別れてしまう方は、私たちの年代とは考え方も違うし、
あっさりと別れるかたが多いような気がします。
そんな方に出会うと、潔いなと思い、そんな風に自分の人生を変えていけるのが
うらやましくもあります。
別れたくなくても、相手の事情により、別れざるを得なかった場合もありますが。
みんな様々なドラマがあり、別れてからの人生も、人それぞれです。
離婚前は、もう一緒にいるのが辛い、早く別れたいと思っていても、
いざ別れてみると、一人でこの先の人生をおくるのは、さみしい。
女性の場合、これまでのような生活をおくれず、金銭的に厳しくなる人も沢山いらっしゃいます。
それでも、精神的な苦痛から逃れるために、そうせざるを得なかったという場合もあります。
いざ離婚して一人で暮らしてみると、
元旦那がどうしようもない人でこんな人ともう一緒に暮らしたくないと思ったとしても、
その元旦那に依存していた自分、こんな人でも自分はその庇護の下で、我慢していれば
社会で仕事をするよりはるかに簡単に安楽に暮らしていけれてたと、ということに気づいたりします。
熟年離婚する場合には、後何年働けるか？住む場所はどうする？
一人になった時、親の介護が必要になったらどうする？などの色々な条件を
クリアにしなければいけません。
熟年離婚の場合は、自分の人生の設計図をちゃんとひいて、後々困らないようにしたいものです。
熟年再婚の場合
熟年再婚も、よく聞くようになりました。
そして、熟年世代が、再婚したいという話もよく聞きます。
一人暮らしの寂しさは、身に応えます。
別れた配偶者のことや子供の事を考えるといたたまれないような感覚で、
あの時なんとしても離婚しなければと思ったり、やはりあんな相手では、
離婚するしかないと思ったり、パートナーシップって本当にややこしいですね。
元配偶者に対する複雑な思いを断ち切れずにいると、人生は取り返しがつかないのに、
そこから抜け出せないまま被害者意識を持ってしまったままに過ごすということになりかねません。
早く前を向いて歩いていってもらいたいなと思います。
人は一人では、生きづらいと感じるものです。
心を開ける相手がいると、老後になっても話す相手が出来て、楽しい人生になるものです。
もし、自分を理解してくれる相手と出会った時は、恐れず一緒に人生を歩んでいくのが良いと思います。
中には、良いパートナーと出会っても、まだ幼い子供がいるとか、多感な時期で認めてもらえないということで、一緒に生活することが出来ないという方もいますよね。
子供の気持ちは大事ですよね。
子供は、いつかは親を離れていくものです。
だからそれまで、一緒に暮らすことは出来なくても、相手を思い、心を通い合わせていくことが出来れば、良いのではないでしょうか？
結婚の形は、人それぞれ！
結婚という制度がどうなのか？
相手の籍に入るという形がどうなのか？
時にそんな形に縛られる必要はないなと私は思ってしまいます。
結婚して、誰々の奥さんであること、それがそんなに大切なことだとは思いませんし、
一人で生活する力があれば、自分で自分の人生を楽しむことが出来ます。
パートナーがいてもいなくても、自分が主導で人生が楽しいと感じることが出来れば
それでいいのではないかと、思います。
まあ、一人で生活する力をつけるのが難しいのですが。
最近ビジネスで知り合ったある男性は、
奥さんとは、別々のところに住み、お互いに自分のやりたいことをして、いきいき暮らしています。
その方は、人脈も豊富で毎日いろいろな人にあっているようで、
奥さんも同じように自分の関わるところで生き生きされているということです。
時には、お互いに行き来しているので、それが一番良い形なのでしょうね。
まとめ
自分自身が幸せであれば良い。
親や子供に気兼ねする必要もないのですね。
親を安心させる為に結婚する、なんてことは、もう考えなくても良いのです。
でも、親はやきもきするでしょうけれど(笑)
親は子供の幸せを一番祈っているので、
これが子供にとって幸せなんだとわかると、きっと応援してくれますよ。
自分自身が何を大切にして生きていくか？
それこそが大事なところではないでしょうか？
まずは、自分自身の心の奥深いところに、どんな思いがあるか、
それを知っていきましょう。
